四万十川

~やっちまった委員会~

Report 佐藤 アキラ

 

黒部川サクラマス釣行の興奮冷めやらぬ6

ズリ上げ成功!後ドボンされたナナマル級サクラマス

なすすべなくラインブレイクされたBIGなサクラマス

いずれも『やっちまった』感ハンパない。

 

そんなこともあり、来年の抽選も当選するだろうか?

などと考えていたらサクラマスのことで頭がいっぱいになって、仕事も手につかず

この思いを断ち切るためには何があるだろうか?と考えた週末。

 

『そうだ!アカメを釣りに行こう!』

 

 

早速、30分ほどで支度を済ませ、いきなり四万十川。

自分で自分が『ぶっ飛んでいる』と思った瞬間だった。

 

夜の空気はまだ冷たく、ハイシーズンはまだ先という感じではあるが

昨シーズン終盤になると、スレ感とサイズダウンが目立ったため

このタイミングでサイズを狙うことだけは決めていた。

幸い夏日が続き、条件は揃った。

 

2300時頃到着し、数か所ポイントを廻る。

1か所目、アカメがいないのか?眠気で気配が感じられないのか?

釣れる気がしないので移動。

 

2か所目、メーター級と80㎝級を目撃するが、沈黙。

 

3か所目、居れば1投目で反応がありそうだが

 

居ないのか、眠気で何をやっているのかわからなくなり、あきらめて車中で爆睡。

また『やっちまった』

朝マズメなんか起きれるわけないし

しかし、釣りをしていれば『やれたかも釣れたかも?』

そう思いながら意識がなくなった。

 

しばらくして目を覚ますと、すっかり明るくなっていた。

アカメのシーズンは朝が早い。

ただ、もう1か所明るくなっても狙えるポイントがある。

そこは昨シーズン、巨大アカメと思われる魚に2度ラインブレイクされた場所だ!

 

おそらく居れば1発でヒットするだろう

三度目の正直、リベンジなるか!?

ポイントに近づくにつれ何かを感じる『野生の勘』

 

その1投目

わずかな吸い込み感が伝わり一気に眠気が飛ぶ

そしてゆっくりと角度を変えていくラインから、次第に重量感が伝わってくる

次の瞬間、強烈な合わせを入れると突然、暴力的な速度で

私のオールドアンバサダーからラインを奪っていく。

間違いなく大型のアカメだ!

『ゴボアッ』

水面に現れたヤツは20キロほどあるだろうか?

ハイグレードに交換されたドラグワッシャーと私の指ドラグのおかげで

ひたすら暴れまくった暴君も、次第におとなしくなっていく。

巨大怪魚釣りに特化したスペシャルロッドは

強めのプレッシャーをかけ続け、主導権を握った。

 

フィニッシュが近づき、距離を詰める。

 

 

20キロ余裕で超えてんじゃねぇ!?』

ランディングポジションに立ち、30LBのボディに60LBのハサミをもつスペシャルバージョンのボガグリップを伸ばす

 

 

 

30キロ余裕で超えてんじゃねぇ!?』

 

そして、遂にボガグリップのハサミがヤツの顎をとらえた!

そのデカさ、重量感ハンパない

 

40キロ近くあんじゃねぇ!?』

 

つ遂に、『やっちまった』

 

その巨体は私の『野生の勘』を超えていた。

むしろ、『野生の勘違い』といったところだろうか?

 

それでは、ご覧いただきましょう!

 

正真正銘、私が自力で釣った巨大アカメです!

 

アカメ 日本記録 ミウラデザイン シリコン ルアー
アカメ 日本記録 世界記録 ミウラデザイン シリコン ルアー
アカメ 日本記録 世界記録 ミウラてデザイン シリコンルアー
アカメ 日本記録 世界記録 ミウラデザイン シリコン ルアー
メジャーを整えて、僅かに140cm届かず、、、

全長は大台に2㎝及ばない廃人サイズ!138㎝!


アカメ 日本記録 世界記録 ミウラデザイン シリコン ルアー
39㎏

重量も大台に1㎏及ばないこちらも廃人サイズ!39㎏!

 

アカメ 日本記録 世界記録 ミウラデザイン シリコン ルアー 佐藤 亮

地元の方に撮影をお願いしてご満悦♪

  

しかし、釣あげてからが大変だった。

正確に検量と蘇生が行える場所を探し

一人で移動させるのは困難を極めた。

 

まさかこのサイズが出るとは予想がつかず、準備不足は否めなかった。

蘇生後、通りすがりのご近所の方に検量を手伝っていただき

秤は近くの漁協のものをお借りした。

 

検量にご協力くださった地元の方

ありがとうございました!

 

ミウラデザインには非公開を含めた巨大魚アルバムがある。

120cm位から130㎝~級のアカメたちがズラリと何匹も並ぶ。

 

しかし、そこに私の姿はない。

自身、130センチオーバーの巨大魚は手にしているのだが

なぜか私だけ『オオニベ』だった。

 

 

そして、やっと彼らたちと肩を並べることが出来た。

 

 

残念ながら、この四万十川の主にかなりのダメージを与えてしまった。

単独釣行では、このサイズになるとランディング後が大変で

持ち上げることすら難しい。

なんとか蘇生してリリースできたが、今後に大きな課題を残した。

魚には本当に申し訳ないと思っています。

 

 

前回の釣行時、魚体にダメージを与えてしまいました。

その教訓を生かすため、キャッチ&リリースグッズを揃えてみました。

 

①ランディング用ボガグリップ(30lbのボディに60lbのハサミを搭載した特別仕様)

②魚体を直接地面に接触させないためにブルーシート

③ランディングポイントで蘇生や計測が困難な場合、魚を移動させるためのウェイ&リリースマット

④重量を計測時、台秤に載せる為のスノーボート用ソリ120cm

 

また重量を計測しない場合、極力水中から出さずに撮影等できるよう心がけようと思っております。

皆様のご意見、ご教授ありましたら宜しくお願い致します。

 

 

アカメ タックル リリース 
アカメ・リリース・グッズ

アカメ 138cm・39㎏ リリース


  アカメ  138cm 39㎏ 日本記録・・・級?と思われる。

(全長・重量ともに測定記録が画像・映像で確認できる魚として、2018.12.10現在)

 

※アカメについて全ての情報を把握する事は困難ですので、他情報・記録更新が御座いましたら下記メールまでご連絡下さいませ。

 

hashimoto@miura-design.co.jp

hashimoto@miura-design.jp